齋藤 崇志, 株式会社堀場製作所
古川 和樹, 株式会社堀場製作所
近年、自動車業界を中心にMBDアプローチによる開発の効率化が盛んにおこなわれている。株式会社堀場製作所では、MBDのV字プロセスの検証フェーズを支える分析・計測機器を含む様々な試験システム・ソリューションを開発・提供している。自動車開発の検証フェーズでは、ドライバー特性に依らず排ガス・燃費値を規格内に収める必要があり、様々なドライバー特性による評価に工期を要する点が課題である。今回、この課題の解決に向けて、自動運転システムの制御系を新たに開発した。開発過程において、制御系と車両の応答を模したモデルをMATLAB®/Simulink®上でシミュレーション検討することで、期間を短縮することができた。本講演では、この開発事例について紹介する。